姉が目標!末娘の女子剣道

姉が目標末娘女子剣道


姉を目標にした末娘の女子剣道

目標の力?末娘の女子剣道

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姉を目標にして剣道を続けてきた末娘。

何度か剣道を挫折しそうになったのですが、
中学の部活で活躍する姉の女子剣道の姿にあこがれたのでしょう。

目標とする姉の影響力で、
それこそ、まるでチャンバラごっこのようだった末娘の剣道が、
なんとか、「女子剣道」と言ってもらえるようになってきました。


思えば我が家の3姉妹の末っ子、

この子が剣道を始めたのは5歳の時。

本人の意思に関係なく、姉二人に連れられて門をくぐってしまった道場。
元来おだてに乗りやすい末娘は、あっさりと入門してしまいました。
それからというもの、とにかく泣いてばかりの毎日・・・。

ただ一番小さかった末娘は道場の先生をはじめ、
先輩にあたるお姉さん、お兄さんからも随分可愛がっていただきました。

道場に行くのは好きだったようなのですが、
この子には剣道をする上で大きな問題がありました。

それは、
自分が竹刀で打たれるのはイヤ!
まして、竹刀で人を打つなど、もっとイヤ!!
だというのです。
それはやさしさなのか?それとも単なる意気地なしなのか?

かあさんは今でも憶えています。
毎日毎日、面を着けたくなくて、
道場で面を着けずに稽古していたことを。

何よりも一生忘れないのは、そんなある日のこと、

「かあさん、籠手(こて)が入らない・・・。」

と言うのです。
「おかしいなぁ」と思いながらもかあさんは、

「いいから、それでやり!」

と言いました。
でも、その状態で竹刀は持てません。
ということは、相手を打てない訳です。

最近になって、この時のことを本人が白状して分かったことなのですが、
あの時籠手が入らなかったのは、

「籠手に手をつっこんだ後、籠手の中で手をグーにしてたから入らんかったんやで!」

驚きました!

あの時咄嗟にそんなことを思いついて、即それを行動に移すなんて、
「こいつ、頭イイ!」 なんて笑えません!!
正直、「こいつは一体、何もんや!」 と思います。
 
そんな末娘はこちらの道場で、
年長さんのときから4年生が終わるまでの、5年間お世話になりました。
ただ、姉と一緒に道場には通っていましたが、
剣道に対して今ひとつ本気にはなっていなかったようです。

それというのも、姉に比べると試合に出る回数もさほど多くなく、
せっかく出していただいた試合があったとしても、
試合の勝ち負けには、まったくといっていいほどこだわらないように見えたからです。
 
かあさんは、
「この子は勝負事には向いていないのだろうな」
と思ったものです。
でも、それはどうやら違っていたようなのです。


お世話になった道場のある福岡から離れ、北九州に居を移してしばらく。
この子はおそらく、引越してからは剣道はもう続けないだろうと思っていました。

親であるとおさんとかあさんはもちろん、
福岡の道場でお世話になった保護者の方をはじめとした、
これまでの末娘のことを知る誰もがそう思っていただろうと思います。
 
ところが引越しをして、こちらの学校にも慣れた頃に突然、

「かあさん剣道がしたい!自分も姉のようになりたい!」

と言いいだしました。
驚いたかあさん、

「おまえ、本気で言ってるの?」 

本人の顔を見ると、なんと真顔です。
かあさんはどうしたものかと、また思案。

とりあえず、末娘の本気度をチェックしてみようと考えました。

そこで、まずは近くの道場を紹介していただくことに。
幸い次女の通う中学の剣道部の先生が、すぐ近くの道場を紹介してくださいました。
早速とうさんとかあさんは末娘を連れて道場へ見学に。
 
ところが、いざ道場に着いて見学していると、
どうも末娘の様子が落ち着かないというか、表情が暗いのです。

かあさんはすぐ、”ピ〜ン”ときました。
本人はおそらく迷っていたのに違いありません。
剣道を続けたいとは言ったものの、

『また剣道漬けの毎日が始まるのかなぁ』 とか、

越してきてすぐにたくさんのお友達ができた様子で、
学校から帰ってくると、毎日暗くなるまで楽しく遊んでいる末娘ですから、

『毎日は遊べなくなってしまうなぁ』

なんてことを考えていたのだと思います。

そこでかあさんは考えたのです。

モノで釣ってしまおうと・・・。

どちらにしろ剣道を再開するのなら、
防具を買ってあげなければ、と考えていたところでした。
(福岡では道場の防具をお借りしていたので、”マイ・防具”は持っていません。)

次女の場合は、中学入学前の強化練習に間に合うようにと、
すでに真新しい防具を揃えていたこともあり、その真新しい防具を見た末娘は

「いいなぁ〜、かっこいいよなぁ〜」

なんて言ってましたから、かあさんは、

「これなら絶対釣れる!」

でも内心は、
これで釣れなくても防具は無駄にはならない、
最悪は次女の防具がが二つになってもいいか!
という思惑もあったのも事実です。
できるだけかっこいい防具を探し出し、早速注文をしました。
 
一ヶ月くらいたったある日、末娘のために買った防具が届きました。
 
真新しい、新品の防具です。

☆☆ 渋いローズレッドの胴 ☆☆ 

☆☆ きれいな飾りのある垂 ☆☆ 

それを見た末娘の目が、
” き ら き ら ”と輝いているのをかあさんは見逃しませんでした。

『釣れた!!』

考えてみればそれまでの末娘は、3人娘の末っ子という宿命から、
何につけても、すべて姉からのおさがりばっかり。

それが今、目の前にあるのは誰も使っていない、
自分が初めて使う、ピカピカの新しい防具なのです。
 
それからすぐに末娘は稽古を始めました。
ただ、あまりに単純な末娘に少し不安がよぎりました。(いつまで続くのやら・・・)
 
末娘が剣道を習っているところは、あいにく道場を持っていないので、
小学校の体育館をお借りして週に3日稽古があります。

かあさんが少し不安な気持ちで迎えた稽古初日。
稽古は小学生に混じり、地元の中学生も一緒だったのですが、
その中学生のお姉さんや、小学生のお友達にも囲まれてあっという間に人だかり。

本人にしてみれば、
「なんだか少しいい気分」
だったのでしょう。
本当にすごく楽しかったようでした。

真新しい防具や、新しい道場のお友達に囲まれて、
再び、と言うよりも新しいスタートを切った末娘の剣道。

その動機となったものは間違いなく、
自分のあこがれでもある、姉を目標にしたことからでしょう。




後姿が男の子みたい?うちの末娘です。(平尾台にて)

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