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大雑把かあさん 絵本の選び方・絵本の読み方

大雑把かあさん 絵本の選び方・絵本の読み方

絵本の選び方と読み方

絵本の選び方と読み方

以前私が、『読書ボランティア養成講座』という、読み聞かせの講習会に参加した時にいただいたたくさんの資料の中から、 「絵本の選び方・絵本の読み方」をはじめ、私なりに感じた、これは必要かなと思う部分を一部ご紹介します。

絵本の選び方

まずは絵本の選び方ですが、私の場合、基本的にまず自分が好きな本(お話)であることが基準になっています。 とはいえ、好きな本なら何でもよいという訳にはいかないようです。

絵本の評価

自分の絵本に対する見方を高めるには、出来るだけ多くの絵本を知る必要があります。 評価をする自分自身の一人よがりにならないためには、感性とともに、良いものをみきわめる能力を養い、 優れた絵本に数多く接するという経験が大切でしょう。
具体的には、幾世代にもわたって読みつがれてきた古典的なものや、評価の定まった絵本にふれることにより、 よい絵本というものについての知識や感性を養うことができるでしょう。
新しい本を評価する際も、それを優れた絵本と比べてみると良いでしょう。

絵本の見方

① 本の外観
紙質、印刷、大きさ、装丁、造本、形態、などの適否
② 内容やテーマ
子どもの経験を広げることのできるもの、子どもの生活経験に近いものなど。
③ 表現
子どもに適切な方法で内容が提示されているか。文章と絵の一体化。
絵の連続性。 簡潔でわかりやすい文章、絵など。
④ 構成
起承転結。簡潔性。同じような出来事が少しずつ変化をつけて繰り返され、そこにリズム感がある。
⑤ 本を作る側の姿勢・・・出版社・作家
⑥ 子どもの反応内容の正確なもの
⑦ 子どもの理解できる範囲のもの
⑧ 子どもが理解できるように表現されているもの
⑨ 子どもに興味をもたせるような工夫がされているもの

子どもにすすめたくない本

① 古典、名作のダイジェスト版
② 昔話、民話のいいかげんなもの

本を選ぶポイント

① 遠目が効くこと
本の大きさ、絵柄の大きさに留意し、最後の列の子どもも見えるかどうか、前もって離れて見ておく。
② 文と絵の割合が良いこと
ひとつの絵に対して文の量が多すぎないこと。 一場面に対する文の量はできるだけ少なく、子どもの心の動きと場面の変化のペースがあっていること。
③ 場面割が適切であること。
④ 見開きに一場面が望ましい。
⑤ 上記の条件を満たした上で、読み手が好きな本。

読み聞かせの前準備

① 安定した持ち方を心がける。
どの子からも絵本がよく見えるように持つこと。絵本がぐらつかないように。
② 読み手と子どもたちの位置関係にも気を配ること。
③ 絵本には開きぐせをつけておくこと。
④ 十分に下読みしておくこと。
読む速度やめくる速度、絵と文の調整にも気を配ること。両面が途中で縦になったりする場合もあるので気をつける。

読み聞かせの手順

【原則】
① 表紙を見せる
② 題名を読む
③ 見返しを見せる(本文への導入)
④ 標題紙を見せる
⑤ 本文を読む
⑥ 裏見返しを見せる(余韻を残す)
⑦ 裏表紙を見せる
⑧ 再度、表紙を見せて題名を読んで、「おしまい」と言う

もちろん例外もあるので、原則はふまえながらも、本の内容により、臨機応変に対応するとよいでしょう。

読んでいるときに心がけたいこと

① めくり方
手は絵本の上か下へかけるようにし、腕で画面をかくすことのないよう気をつける。 スムーズにめくれるよう前もってページの端に指をかけておく。
② めくった瞬間は読まない。
子どもが新しい画面を見てから、お話の声が聞こえるように。

読み方

しっかりと下準備ができていれば、あとはゆっくりと心を込めて読むだけで絵本の楽しさは伝わります。


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よろしければ、どうぞゆっくりご覧ください。

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